2019.02.05|労務管理

フリーター、正社員の道広がる 内定率8割も

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日経電子版からの記事です。 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40836340S9A200C1EA4000/

学校卒業後にアルバイトなどで生計を立てるフリーターの間に、正社員就職の道が広がり始めている。売り手市場で新卒採用に苦戦するなか、卒業後の経歴を問わず若手を採りたい企業が中小企業を中心に増えているためだ。フリーターらの就職をあっせんする人材会社は活況で、内定率が8割に達する企業もある。
「もともと(現在30~40代の)就職氷河期世代で増えた非正規雇用を解決するのが狙いだったが、今は中小企業を中心とした人手不足解消のためになっている」。2003年に既卒者の人材紹介事業に参入したリクルートキャリアは話す。同事業はフリーターを中心に、卒業後に正規雇用で職に就いていない既卒者に正社員就職先をあっせんし、紹介先から手数料を得る。同社のほか中堅人材会社などが手掛けている。
かねて既卒者は企業から敬遠されがちで「求人をもらおうと100件電話しても1件アポイントがとれるぐらい」(人材会社ブラッシュアップ・ジャパン=東京・新宿)だったが、ここ数年様変わりしている。
レバレジーズ(東京・渋谷)では年間約4万人が就職相談に訪れ、うち8割が1カ月程度で内定を得る。3年前は6割程度だった。大学を出てからずっとアルバイトだった27歳女性は「このままではまずいと昨年末に就活を始めたら意外にとんとん拍子で内定が出た」と打ち明ける。
紹介時に企業が払う手数料はニーズの高まりを如実に映す。5年前の相場は、レバレジーズでは1人20万円、同業のUZUZ(東京・新宿)では8万円だった。今はどちらも60万円だ。一般的に中途採用の人材紹介の手数料は、転職者の月収の3倍が相場。既卒者の就業先での月収は20万円程度が多く、手数料率は変わらなくなってきた。
中小企業の営業が中心だった就職先も広がっている。特に増えているのは、人手不足で未経験者の採用にも積極的なIT(情報技術)エンジニアだ。UZUZでは就職決定先の4割がITエンジニア。サービス利用者向けに1カ月程度無料でプログラミングなどを教える研修も開き「勉強すれば人気企業も狙えるようになった」(同社)。
「就職できるのは20代だけ」とされた年齢の壁も年々崩れ、今は「30代前半でも4割程度は内定を得られる」(レバレジーズ)。ただ年功序列型の企業は多く、各社は「30代後半で初めて正社員になるのはなお難しい」と指摘する。
総務省の労働力調査では、180万人前後だったフリーターの人数は就職市場の変化を映して14年から減り始め、17年には152万人になった。人材各社への登録者は減ってもおかしくないが、実際は増えている。利用者約3万人のブラッシュアップ・ジャパンでは登録者が前年比2割増のペース。新卒で入った会社を早期離職した層が年々増えたためで、今では半数近くを占める。    以上
実際の定着率はこれから時間がたたないとわかりませんがどうなんでしょうか?

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