2020.06.02|労務管理

「非正規」助成金の不正受給横行

日経新聞ウェブ版の記事に載っていますが、助成金の不正受給はやはり後を絶たないので、私たち社労士にも厳しい目を向けられています。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59669280Y0A520C2SHJ000/

非正規労働者の待遇改善を支援する「キャリアアップ助成金」の不正受給が全国で横行している。大阪府警は4月までに指南役ら30人を詐欺容疑で摘発した。急増する申請に対して、十分な審査を行う体制が整っていないことが不正受給の背景にある。

「労せずしてもうかる国の支援制度がある」。コンサルタント会社顧問だった30代の男らは接骨院の事業主らを集めたセミナーで、こんな誘いの言葉をかけていた。
関心を示した事業主に男らが指南したのはキャリアアップ助成金の不正受給の手口だった。受給の要件を満たすために、実際には行っていない従業員の研修を実施したと申請書類に記入するよう指示。受け取る助成金の額を水増しするため、架空の人物や知人を従業員として申請させていた。

コンサルタント会社顧問だった男らは報酬として助成金の2~3割を受け取っていたという。2019年に大阪労働局の調査で不正が発覚し、府警は同年10月、詐欺容疑で男を逮捕=詐欺罪で起訴=した。事業主側の捜査も進め、4月までに計30人を摘発した。だまし取られた助成金は13~16年で計1億2千万円に上るという。

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