2020.01.07|労務管理

フリーランスと正社員の雇用形態

日経新聞に面白い記事が載っていました。まだまだ未開の雇用形態ですが私は歩合給制度と変わらないのではと思ってしまいます。企業側にあまりメリットがないのでは?…但し、ここまでしないと欲しい人材は来ないかもしれません。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54046730V00C20A1TJC000/
決済代行サービスなどを手掛けるメタップスは、正社員とフリーランスを組み合わせた形の雇用形態を導入する。正社員として雇用し、週20時間以上勤務してもらえれば、業務内容は同社に関連する仕事でも、自分で獲得したシステム開発などの案件でもよく、それに応じた報酬を得られる仕組み。多様な働き方につながりそうだ。
「フリーランス型正社員」という名称の雇用形態を本格導入する。エンジニアを対象として想定し、メタップスと雇用契約を結ぶ際に毎月の稼働時間を決める。2020年中にまず15人に適用する計画だ。
同社の通常業務をこなす一方で、自分で獲得した仕事にも携わることができる。自分で獲得した仕事に関しては、顧客先とメタップスが業務委託契約を結び、それを業務命令として遂行する形をとる。いずれの場合でも報酬のうち2割は社会保険や経理・事務業務などの費用として差し引かれるが、残りの8割を得ることが可能だ。
有給休暇や各種手当、稼働状況に応じたボーナスなど正社員としての待遇を確保できる一方、仕事内容を自分で決められるフリーランスの自由度を併せ持つ制度にした。副業として別の仕事をしてもよい。優秀なIT(情報技術)人材の確保や離職防止につなげられるとみている。将来はエンジニア以外の職種にも広げたい考えだ。
仕事の受発注サイトを運営するランサーズの調査によると、日本の副業従事者は19年で716万人と15年比で34%増えた。健康機器大手のタニタが希望する社員との雇用契約をやめ、個人事業主へ切り替えて業務委託の形で再契約する制度を始めるなど、柔軟な雇用形態を導入する企業も増えている。

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