2019.12.13|労務管理

年末安全衛生運動です

師走の繁忙期に労災事故を起こさないように、安全意識を高めてもらう愛知労働局の「年末安全衛生推進運動」が2日始まり、木原亜紀生局長が名古屋・栄で改修中の名古屋テレビ塔の工事現場をパトロールに訪れた。今年は建設現場での死亡災害が前年と比べて増加しており、作業員に注意を呼び掛けた。
テレビ塔では、免震化や二~五階の展望フロアをホテルに改修する工事などが進められている。パトロールは同局と名古屋北労働基準監督署、建設業労働災害防止協会県支部で実施し、木原局長は集まった作業員を前に「誰一人災害に遭わず明るい新年を迎えてほしい。どのような危なさがあるか十分に確認し、ルールを守った作業の徹底をいま一度お願いします」と話した。
木原局長らは施工業者の案内で、地下の免震装置取り付け現場やホテルへの改修工事をしている四階のフロア内部、五階の屋外などを視察。手すりの設置状況や機械周辺の立ち入り禁止措置ができているかなどを確認した。
愛知労働局によると、県内で今年起きた作業中の死亡事故は十一月二十九日現在で三十五人となり、前年同期と比べ六人減少している。ただ、このうち建設業は十三人で前年より五人多い状況だ。休業四日以上のけがを含めた事故全体でも、昨年に多かった製造業や商業などが減少しているのに対し、建設業は微増となっている。
建設現場での死亡事故では墜落や転落が六人で最も多く、機械にはさまれたり巻き込まれたりする事故でも四人が亡くなっている。労働局は十二月中に約百事業場をパトロールで訪れる予定で、同局安全課の浜田勉主任安全専門官は「年末の慌ただしい中で忘れられがちな安全意識を改めて持ってもらいたい」と話している。
以上中日新聞ウェブ版より
年末にかかわらずですが、労災事故はあとあとの処理が面倒です。是非とも安全第一でお願いします。

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