2021.12.17|労務管理

妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント

ハラスメントの実態の調査結果が出てきました
~厚生労働省委託事業「令和2年度職場のハラスメントに関する実態調査」から~

「女性」の妊娠・出産・育児休業等ハラスメント
過去5年間に妊娠・出産・育児休業等のハラスメントを経験した 26.3%
受けたハラスメントの内容(ハラスメントを受けた者のみ複数回答)
・上司による、制度等の利用の請求や制度等の利用を阻害する言動 24.3%
・繰り返しまたは継続的な嫌がらせ等 24.0%
・同僚による、繰り返しまたは継続的に制度等の利用の請求や制度等の利用を阻害する言動 16.7%
・上司による、解雇その他不利益な取扱いの示唆 15.6%
・不利益な配置変更 13,7%

ハラスメントを受ける要因となった理由・制度(ハラスメントを受けた者のみ複数回答)
・妊娠、出産したこと 57.0%
・産前産後休業 28.9%
・妊娠、出産に起因する症状により労務の提供ができない、労働能率が低下 25.5%
・育児休業 12.9%
・その他妊娠、出産、育児のための休暇等制度(年次有給休暇等を含む) 12,2%

特に休業制度等の利用に関するハラスメントが多いことが分かります。従業員の方が制度利用を申し出た際に「ハラスメント」をしてはいけないことは当然のことですが、事業主の方は令和4年4月1日より、以下のような「雇用環境整備」等が義務化されます。これらの取り組みにより、誰もが育児休業等が取得しやすくなり、ハラスメントを防止できる職場風土を醸成していきましょう。

従業員の仕事と家庭の両立をサポートする事業主に助成「両立支援等助成金」
・男性の育児休業取得を促進!⇒「出生時両立支援コース(子育てパパ支援助成金)」
・仕事と育児の両立支援!  ⇒「育児休業等支援コース」
※「両立支援等助成金」には、この他に「女性活躍加速化コース」「新型コロナウイルス感染症に関する母性健康管理措置による休暇取得支援コース」「不妊治療両立支援コース」があります。

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