2022.02.25|お知らせ

施錠し閉じ込め常態化、4県の知的障害者施設1日20時間以上も

やっぱりまだまだあるのだな というのが 正直な感想です。

~https://www.chunichi.co.jp/article/423768?rct=national~
中日新聞ウェブ版

埼玉、新潟、広島、兵庫各県の公的な知的障害者施設で、一部の入所者を一日二十時間以上、外側から施錠した部屋に閉じ込める対応が常態化していることが、共同通信の全国調査で分かった。いずれも県立施設や県の外郭団体である社会福祉事業団の運営施設。広島では二十四時間施錠という人がいるほか、埼玉、新潟、兵庫では長時間の施錠が十年以上続いている例が見られた。
「強度の行動障害のため自傷や他害行為があり、安全面からやむを得ない」などと説明しているが、障害福祉の関係者からは「虐待に当たる」との批判が出ている。県立の障害者施設を巡っては、神奈川県で入所者を一日二十時間以上、施錠していたことが昨年九月に表面化。共同通信はこれを受け、都道府県立や、都道府県の福祉関係の事業団が運営する知的障害者の入所施設を対象に、主に昨年十~十二月の身体拘束の状況を取材や情報公開請求で調べた。
埼玉県社会福祉事業団が運営する県立「嵐山郷(らんざんごう)」(嵐山町)では、約三百二十人の入所者のうち、自閉症で強度行動障害などがある十一人が一日約二十時間、居室を施錠されていた。年数が最も長い人では約十五年間続いている。このほか一日約十~十九時間施錠が約三十人いる。
新潟では県直営の「コロニーにいがた白岩の里」(長岡市)で、約百三十人の入所者のうち一日二十時間以上の施錠が四人。うち二人は十年以上続いている。居室施錠の対象は全体では二十八人おり、平均で約十時間。
広島では、県福祉事業団が運営する県立「松陽寮」(東広島市)で約二年前から一人がほぼ終日施錠。昨年十一月は一カ月のうち約十日間、二十四時間施錠されていた。
兵庫県社会福祉事業団の施設では二十二時間施錠が五人おり、うち二人は十年以上前から。約十一~十六時間も六人いた。
東京都社会福祉事業団は十時間以上の施錠の例が複数あることを認めたが、詳細は明らかにしなかった。このほか、福島と茨城の県立、島根県社会福祉事業団の施設で十数時間の例があった。
これ以外の道府県では、長時間の施錠をしているとの回答はなかった。

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